5年前に亡くなったメガじいだが、様々な状況証拠から、電脳空間に関する様々な疑問に対する答えを持つ重要人物なのではないか?
仮説であるが、ミチコさんとミチコさんが住むあっちの世界を作り上げた張本人ではないだろうか?
電脳空間の危うさに気づいた?
電脳メガネの技術者として、また電脳医療にも関わりを持った事でメガじいは早くから電脳空間の問題点に気がついていたのかもしれない。
電脳メガネに無くてはならないイマーゴ機能は確かに画期的発見であった。この機能の発見によりウェアラブルコンピューターのネットワーク機能の問題点がほとんど解決されたと考えられる。
しかし、このイマーゴ機能には触れてはならない側面があった。
それは人の意識の利用である。
おそらくはこれこそが電脳空間に様々な危うい側面をもたらした根本原因ではないだろうか?
人の意識を汲み取り、それを電脳物質化する技術、また逆に人の意識を編集し元に戻す。しかし、その技術を試したいという誘惑には、技術者には勝てなかったのだろう。その結果生まれたのがミチコさんやあっちの世界ではないだろうか。
この人の意識の利用の問題点に気づいたメガじいとコイルス社は、イマーゴ機能の悪用を避けるためにCドメインごと封印する事にしたのではないだろうか。