容姿はどうであれ、向こうの世界に願い事を叶えてくれるミチコさんがいるのは間違いのないところであろう。
ミチコさんの出生にはイマーゴ機能が関わっていると思われるが、いつどのようにして向こうの世界に生まれたのであろうか?
電脳コイル現象の最初の犠牲者か?
ミチコさんの出生に関しては様々な憶測が溢れているが、一つの仮説として電脳コイル現象が関係しているのではないだろうか?
コイルス社は電脳メガネとイマーゴ機能の可能性を試すために実験的電脳空間を作り、そこで様々な先進的実験を行っていたと考えられる。この空間こそ、隔離された向こうの世界ではなかろうか?
その隔離された空間を利用し、電脳医療のテストを行っている最中に被験者に電脳コイル現象が起き、元の肉体が失われたか、リンクが永遠に切れてしまい元の肉体に戻れない電脳体ができてしまったのではないか?おそらくは初めての現象で、電脳体を元の肉体に戻す手段が開発されていなかったのかもしれない。
コイルス社はその埋め合わせとして、隔離された向こうの世界で電脳体として永遠の生を与え、その電脳体こそミチコさんとなったのではないだろうか。
動作原理の判っていないイマーゴ機能は電脳空間を維持するのに必須の技術であるが、この電脳メガネの危険な側面を隠匿するためにコイルス社は自社のCドメインと隔離された向こうの世界を迷路のような通路の奥に隠したのかもしれない。
猫目宗助はこの秘密を暴こうとしているのだろうか?









