世界最大の電脳機器製造メーカーであるメガマス社は、社会貢献の一環として本社のある大黒市にメガマス病院を設立した。
建前は大黒市立病院であるが、病院名に企業名が入っている事から、様々な研究結果がメガマス社に提供されているのは間違いないところである。
メガマス病院では自社の電脳メガネを医療に役立てるため(またはその逆か?)「電脳医療」を行っているが、その設立に貢献したのがメガばあの夫のメガじいである。
謎のベールに包まれた電脳医療
電脳医療は電脳メガネというメガマス社の製品を用いた医療であるため、その詳細はほとんど企業秘密に近く、詳細は明らかになっていない。
メガじいはこの最新の医療システムの構築に多大の貢献をしたとされているが、4年前に突然亡くなったため、多くの秘密が残されてしまった。
メガじいの遺品の中には臨床記録としてメガマス病院の4号棟の患者の記録が残されているが、その中には4423号室の患者(イサコの兄=4433)の他に多くの患者の臨床記録が残されている。
これらの患者は4年前に起きた電脳メガネを装着中の人たちに起きた、一時的な意識不明や記憶障害を引き起こした事件でも特に重篤な症状を発症した人たちであるが、今現在どのような状況にあるのか公開されていない。中の数名はイサコの兄同様に未だに意識不明となっているとの噂もある。
4年前の電脳メガネが関係した事故と電脳医療の関係は、企業秘密の壁がありいまだに詳細が明らかになっていない。はたして電脳医療なるものは本当に医療行為なのであろうか?あるいは実験的電脳メガネの機能に起因した重大な事故原因を調査するための研究なのであろうか?









