ハラケンを部長とする生物部のメンバー(フミエ、ヤサコ達)は夏休みの自由研究としてイリーガルを扱う事にしたが、最初の一歩として古い空間を発見するためにハラケンが夢の中で見たという場所を調査した。
その場所に行く道筋は一見して大変な回り道で、なぜか無駄の多い道順であったため、一行は直接その場所へ行き調査したが、通常の空間しか発見できなかった。
そこで改めて道筋通りに順路をたどったところ、以前と同じ場所であるのにも関わらず、そこには古い空間が存在しており、カンナからハラケンへのメッセージが残されていた。
定められたルートでしかたどり着けない古い空間
カンナは昨年の夏休みに交通事故で亡くなっているため、そのメッセージとその古い空間はサッチーに発見される事もなく1年近く存在していた事になる。
同じ場所であるのにも関わらず、そこに至る道筋により発見できる古い空間が存在するという事は、大黒市の空間管理室の目を欺くのには大変巧妙な手法と言わざるを得ない。
なぜなら、道順がパスワードの役目を果たすのであれば、一つの場所へ行く道筋は無数に存在するからである。
たとえサッチーのプロトコルを、現状の古い空間を直接発見し修復する方法から、道筋をたどる方法に変更したとしても、これでは古い空間をすべて発見する事は不可能である。
古い空間をサッチーの目からそらす残す手段としては非常に有効な手段であるが、これは偶然に起きた事なのであろうか?また、カンナはどのようにしてその道順を発見したのであろうか?
ハラケンに残されたメッセージには、カンナのメガネのロックを解くパスワードが隠されていたが、カンナのメガネの中にそれを解く鍵があるのではないだろうか。









