イサコがキラバグ採取に異常に固執するのは、どうやら兄と再会するための必要条件のようである。
兄の行方に関しては未だはっきりしないが、イサコの電脳体がキラバグをある限度以上(臨界量?)吸収する事が目的を達する条件のようである。
推測の域を出ないが、イサコの兄はいわゆる「古い空間」「向こうの世界」に取り込まれたのではないだろうか?通常の空間と古い空間を行き来するためには、古い空間で存在するイリーガルと、通常の空間で存在するための両方の性質を兼ね備える必要があると想像される。
そのためにイサコ自身の電脳体に、イリーガルが持っているキラバグを取り入れる必要があるのではないだろうか?
キラバグは電脳空間のシールド?
電脳ペットなどの電脳体は、それが存在する空間のバージョンに適合する必要があるが、イリーガルから抽出したキラバグは、異なる空間のバージョンでも存在を可能にするシールドあるいは抗体の役目を果たすのではないだろうか?
古い空間のイリーガルも通常空間の電脳ペットも、短時間なら別の空間で存在できる事は確認されている。
しかし、イリーガルから抽出したキラバグは、通常空間でも分解するこなく自由に移動ができるようである。
これは、元々イリーガルが通常空間の電脳物質から変質し、古い空間で存在してきたたものと考えると納得がゆく。イリーガルの中のキラバグは元々は通常空間で存在したものであったが、イリーガルとともに古い空間へ移動した事により、両方の空間で存在できる機能を得た新しい存在に進化したものと考えられる。
イサコの兄が何らかの原因で古い空間に行ってしまったと考えると、両方の空間で存在できるキラバグを自身の電脳体に吸収すれば、自由に両方の空間を行き来する能力を得る事ができ、兄と再会できると考えるのはもっともだと思う。









