メガネを通して見る世界は、きちんと整備された空間では問題ないが、整備が行き届いていない空間や、見捨てられて放置された古い空間では物理現実とのギャップが生じてしまい、場所によっては大変危険な状態となる。
空間の更新がなされないとメガネを通して見た外見と、現物の形状が異なる事態が生じる。
イサコとダイチ率いる大黒黒客クラブが、メタバグ採取のために入り込んだバスの墓場などは空間の更新がされていないため、メガネを通してみたバスの床が実は穴だらけと言う状態であった。このような場所は大変危険で、いつ事故が発生するか判らない。
そのためにサッチーが巡回しているのだが、古い空間いまだ存在しなぞに包まれている。
古い空間
空間の更新されない場所は物理的に危険であるばかりか、イリーガルの生存場所や「向こうの世界」へつながる空間でもある。
暗合屋の技を使うイサコこと天沢勇子は、未だ判明していない目的のために(一部では行方不明の兄を探すためと考えられている)キラバグを探し求めているが、そのためにはどうしても古い空間がある放置された工場や、バスの墓場のような所を探すしかない。
暗合もキラバグを持っているイリーガルをおびき寄せるために使っている。
この古い空間がなぜ存在しているのか、空間管理室がかなりの力をいれて空間整備に努めているのに、いまだ古い空間は存在し続け、空間の倒壊に伴う電脳霧を吐き続けている。
ヤサコの祖母メガばあの記憶によると、古い空間が不安定になりだしたのはここ2年ほどの事で、その事に気がついたのはメガネをかけている小学生が最初らしい。この現象は今では通常の空間にある物が無くなったり、ないはずの物が現れたりとかなり頻繁に目撃されている。
ハイテク産業政令指定都市として急ピッチに整備が進んだために、空間管理に歪みが生じたためであろうか?
原因が判明するのにはまだ時間がかかりそうである。









